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しくみを動かす「行動計画表」
行動計画表.png

「しくみづくり」において、どのようなメディア(twitter、facebook、ブログ、メルマガ、ホームページなど)を使い、情報発信をするのかを明確にすることをお話しました。
まず、この流れ、しくみができてくれば、次に、どのタイミングで、どういった情報を発信していけばいいのかを計画していくことになります。
「しくみづくり」のベースとして、まずは、目標値を明確にすることで、それを達成するためにどのような情報を発信していくのかを構成するお話をしました。
ソーシャルメディア時代の「しくみづくり」
さて、ここで、全体的な目標値に対して、この「しくみ」を動かすよりも、何か一つ、新製品や新サービスのリリース、または、何かのセールスキャンペーンでの展開を確認することで、「しくみ」の流し方を理解することができると思います。
というのも、新製品のリリースや、キャンペーンを展開する際、時間的なゴール(発売日・スタート日)がありますので、それを基点に、そしてキャンペーン終了日を最終ゴールに設定し、その時点までに、どれだけの数を達成するのかを決めます
例えば、本の発売があるのであれば、本の発売日という基点を軸に、アマゾンキャンペーン展開する場合、どれだけの成果(アマゾンキャンペーン参加者数)を獲得するのかを事前に設定します。
その目標値をゴール日までに達成するために、何をすべきかを計画します。
この際、重要になってくるのが、行動計画表(TimeLine)になります。
恐らく、身の回りでいろいろな新製品のリリースに触れられていることと思いますが、いきなり、その製品やサービスに出会っている気になっていますが、実際は、そのリリース日よりも前から、そのプロモーション計画はスタートしていて、潜在的に情報を受け入れています。
例えば、映画などのプロモーションを考えると、理解頂けるかと思います。
映画は、「公開日」という基点があり、そこに向けて事前のプロモーションがあります。公開日以降も、劇場に足を運ばせるためのプロモーションが続きます。
公開日という基点を軸に、その前後にプロモーション施策が展開されています。
これは、映画だけでなく、実際の商品やサービスにおいても、同じように展開されています。
Appleの新製品リリースの前には、必ず、スティーブ・ジョブズ氏が登場する基調講演や展示発表会、開発者向けのカンファレンスなどが行われ、そこで、リリース日の発表がされ、そこに向けてのプロモーションが、いろいろなメディアを使って展開されます。
これは、Appleの商品だから、スティーブ・ジョブズ氏にカリスマ性があるからと片付けてしまうのではなく、そうした特長を最大化するために、前後のプロモーションに力を入れているからこそ、我々の知るところの成果を叩き出していることに注目しなければいけません。
こうした成功事例を参考にしない手はありません。
これまで、何か新製品や新サービス、またキャンペーンを展開する場合、いきなり、その基点からプロモーションをスタートしていませんか?
「とりあえず、○月○日からスタートしよう」って、短絡的にスタートさせていませんか?
実際には、新製品のリリース日、キャンペーンの開始日を設定し、その前から、既存に所有している見込客リストに対し、事前告知から始め、基点日をピークに持っていきます
もし、ここで見込客リストを持っていないのであれば、見込客獲得の施策から始めていくのです。最近では、この部分を、facebookなどのソーシャルメディアを使って行っていくことになります。
ある程度の見込客を獲得することができれば、その見込客に対して、基点日をお知らせし、期待値を上げていく情報を発信していき、基点日を迎えます。
そして、基点日以降は、さらに目標を達成するためのプロモーションを展開していきます。
その際、やるべきことを明確にするために、行動計画表(TimeLine)を作り、それに従って実行していくわけです。
行動計画表(TimeLine)の例はこちら
この考え方は、「プロダクトローンチ」と呼ばれ、企業におけるプロモーション活動の中で、非常に重要なマーケティング戦略になります。
先ほどのAppleをはじめ、多くの企業が採用している手法です。(というより定石の手法です)
よく、「最近、インターネット、ウェブでは売れなくなってきた」と言われるのですが、実は、ウェブであろうが、オフラインであろうが、この「プロダクトローンチ」の考え方を知っていれば、外的要因に左右されることなく、それを実施する行動計画表(TimeLine)を作り、それを基にひとつずつ実行することで、必ず、これまで以上の成果を上げることができることでしょう。
これまでは、「何かを売る」、「キャンペーンを展開する」と言った時に、その“スタート日”から始めていたかと思いますが、これからは、事前の“助走期間”を用意し、計画性を持ってプロモーション展開していくことが必要になります。
ぜひ参考に実践してみてください。
それでは、この辺で。
いつもありがとうございます。

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