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もし、「最近、売れなくなってきたなぁ」と感じているのであれば、今日のお話は参考になるかもしれません。

御社のウェブマーケティングの参考にしてみてください。

今、アメリカでは、特にシリコンバレーにおいて、新しいマーケティング・マネジメント手法として、『リーンスタートアップ』という手法が流行っています。

最近、日本でも上陸しているようです。

元々は、シリコンバレーで、プログラム開発やゲーム開発といったIT系の商品を扱う会社をどう立ち上げ、どう運営していくかの手法として開発されたのが、この『リーンスタートアップ」です。

しかし、今では、新しい起業の仕方としてだけでなく、マーケティング手法として注目されてきています。

これまでのプログラムやゲーム開発というのは、最初にしっかりと設計を考え、それができあがってから開発に着手するというのが一般的でした。

しかし、最近ではインターネットやSNSなどの普及により、ユーザーの意見などをダイレクトに知ることができるような時代になり、また一方で、そのニーズの移り変わりも非常に早くなってきています。

企業としては、そのニーズの移り変わりに対して、一から企画して、設計図を書いてと言っては間に合わない時代になってきているのです。

ここで、考えられたのが、「リーンスタートアップ」という考え方なのですが、これは、あのトヨタ自動車の「リーン生産方式」が参考とされました。「リーン(Lean)」とは、無駄な部分をそぎ落とすという意味があります。

開発や生産において、無駄な動き、部品(資産)をなくしていこうというものです。

トヨタの「カンバン方式」がまさにそれで、在庫を抱えず、足りない部品、必要な部品のみを最小限供給することで、無駄を減らし、利益率を高めていくというものです。

これに習って、プログラムやゲーム、アプリ開発などで、無駄な部分を削り、お客様のニーズにあったものを、その都度、追加・変更していくという生産方式として「リーンスタートアップ」ができあがってきました。

お客様の声を吸い上げる仕組みを用意して、それを分析し、製品に反映させていく。

この考え方は、製造業だけでなく、広く一般に企業に対しても拡がり、最近では新しいマーケティング・マネジメント手法として確立していきています。

基本的には、『リーンスタートアップ』は、起業や新商品をリリースする際に用いるものになるのですが、簡単にいうと、「とりあえずリリースをして、その後、お客様の反応を見ながら、調整を重ねお客様のニーズにあった商品を作り上げていく」というものになります。

実はこれ、以前より私がお伝えしているウェブマーケティングの成功法則に一致していることに気がつきました。

つまり、

  • お客様の動きを測定する仕組み
  • その測定結果を分析し、次につなげる
  • すぐに対応できるように、自分で編集できるウェブサイトを持つ
  • その全体を確認することができる「商いの設計図」を持つ

まさに、「リーンスタートアップ」の考え方に沿った仕組みです。

特に、新しい商品やサービスをリリースする際には、お客様の声を吸い上げる仕組み(Facebookなどのソーシャルを活用したコメント欄など)を用意して、随時、その反応に沿って、調整をしていくことが必要です。

また、これは製品やサービスだけでなく、メルマガやブログと言った「情報」についても同じことが言えます。

ただ単に「お知らせ」のメールだけを送っているのではなく、お客様の反応を知るためのツールとしてメルマガを位置付けると、その意味合いが変わってきます。

つまり、今回のメルマガは反応が良かった、悪かったということを把握することで、今持っているリストのお客様がどのようなものに興味を示しているのかがわかるので、そこに合う、既存の商品をキャンペーンとして充てていく
のです。

例えば、その反応を受けて、ホームページのトップの一番目立つ場所に、その商品やサービスのバナーなどを位置付けることも一つの策です。

お客様が何を欲しているのかを「予想」だけで、企画・設計しても、預言者でない限り、当たることは稀です。

それであれば、まず、情報を出してみてお客様の反応を知り、そこに合わせていくという体制が、今の時代に「売る」上でとても重要になります。

これを実践するために必要なものとして、もう一度確認しますね。

■ お客様の動きを測定する仕組み

 ⇒ Google Analyticsやメルマガの反応率

■ その測定結果を分析し、次につなげる

 ⇒ Google Analyticsなどの数値の見方、「仮説検証」の考え方

■ すぐに対応できるように、自分で編集できるウェブサイトを持つ

 ⇒ WordPressなど、業者に依頼せずに編集できる自社サイト

■ その全体を確認することができる「商いの設計図」を持つ

 ⇒ 集客から、啓蒙、販促に向けての流れと、パーツの確認

御社のウェブマーケティング戦略の中で、これらが準備できていますか?

お客様のニーズは、もの凄い速さで変化しています。去年は良かったけど、今年になって急に落ちてきた、と考えているのであれば、お客様の変化に、自分が追いつかなくなっている証拠かもしれません。

商品やサービス主体の売り方(モノが良ければ勝手に売れる)では、もはや売れなくなってきています。

お客様主体の売り方に変えていきましょう。

キーワードは、『リーンスタートアップ』というお話でした。

今日も最後までお読み頂きましてありがとうございます。

それでは、また。

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