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「人を動かすしかけ」の作り方

いきなりのトイレの写真で、すみません。

でも、朝一の誰も使っていない状態のものを撮影したので、きれいはきれいです。(笑)

さて、なぜ、便器からスタートしたかと言うと、今日は「しかけ」についてお話したいからです。

男性の方は、この便器を見たことがあるかと思います。

注目すべきは、便器中央にある“ハチ”のイラストです。

男性は分かるのですが、実はこの“ハチ”にめがけて用をたします。

実はこれ、この“ハチ”のポイントにすることで、飛び跳ねが最小限に抑えられる位置に配置されているのです。

掃除をする人にとっては嬉しいことですよね。

この“ハチ”がいないトイレでは、

「もう一歩前へ」

と言う貼り紙が貼ってあったりします。

しかし、どうでしょうか?

その貼り紙通りにする人がどれだけいるでしょうか?

人は目的が明確でないことに対しては、それに従うことがない傾向にあります。

「掃除をする人を助けると思って、もう一歩前へ」

と書いてあれば、良心がある人であれば、そうしてくれるかもしれません。

この“ハチ”の効果は、そうした裏の目的とは別に、「ハチに命中させる」と言うゲーム的な目的を持たせることで、本来の目的を達成させようとする、“しかけ”になるのです。

人を動かすためには、本来の目的とは別に、異なる目的を与えることで、本来の目的に向かう行動をさせる“しかけ”が必要になります。

例えば、あなたはディズニーランドに行かれたことがあるかと思いますが、各アトラクションでは、長い待ち時間を飽きさせないように、並んでいる列の最中でも楽しめるように工夫がされています。

これ、“しかけ”的、ビジネス的観点から見ると、「人件費の削減対策」なんです。

長い列を、キャスト(人手)を使って整列させたり、前に詰めさせたりなんてしていると、人が何人いても足りませんし、人件費がかかって仕方ありません。

その経費を考えると、列に並んでいても飽きさせないように、装飾だったり、映像を流したり、またロボット(ディズニーではオーディオアニマトロニクスと言います)を配置したりと、エンターテイメントを施すことで、人手を介さなくても、人を並ばせ、先に進ませると言う目的を達成しています。

注意深く観察すると、この列(キューラインと呼びます)のしかけ以上に人が並んだ時だけ、キャストが出てきて、ゲストのコントロールをしていることに気が付くはずです。

次回、ディズニーランドに行く機会があったら、この視点で見てみて下さいね。

このように、本当の意味で、「人を動かすしかけ」と言うのは、本来の目的とは別の目的を出して(見せて)あげることで、行動を促し、結果的に自分の本来の目的を達成できるしかけのことを言います。

これまでも何度もお伝えしてきた無料オファーであったり、先日の「サンクコスト」に訴えるためのお試しセットだったりは、別の目的でお客様を動かし、本来の目的である「見込客リストの獲得」を実現する“しかけ”になります。

ただ単に、同業他社や他の成功している人がやっているから、同じことをした方がいい、と言うことではなく、本当にあなたが実現したい目的達成のために、どのような“しかけ”を設けるべきかを考えた方が、結果に繋がります。

この「人を動かすしかけ」について、その理論を解説している参考になる本があります。

 

いろいろな事例を元に、どのようにしかけを作っていけば良いかが分かりますので、ぜひ、参考にしてみて下さい。

「仕掛学 – 人を動かすアイディアの作り方」

あなたも「人を動かすしかけ」を作って、ウェブサイトを活性化させましょう!!

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