タイプ別(業界別)戦略設計のポイント

前回、「戦略設計」についてお話しをしたところ、大きな反響を頂きました。

多くのサイトが、何の戦略もなく、ただホームページを作り、ブログやメルマガ配信、SNS発信をしているだけで、これでは何も結果が出ないのは分かっていたからです。

それぞれのビジネスには、それぞれの戦略があります。

通り一辺倒の“セールスのやり方”を真似してもうまく行かないのはそのためです。

そこで、大まかではありますが、インターネットを活用したビジネスを行う上で、代表的な業界別の戦略設計のポイントについてお話をしたいと思います。

■ 物販・通販系

インターネットでモノを販売する、いわゆる通販系のサイトの場合、ウェブサイトそのものは決済の手段となります。

そのため、商品の情報(スペックではなく、メリット)をお届けするためには、ウェブサイト訪問以前の仕組みの中で提供することがポイントになります。

その際、一番のポイントは、商品そのものの情報ではなく、“体験”をシェアできるような仕掛けを設けることです。

特に商品などの販売は、全く接点のないお客様にアプローチすることも、説明して買って頂くことも非常に難しいので、すでに購入されている方の“体験”をシェアしてもらえる仕掛けを用意することです。

これに関しては、細かく説明すると長くなってしいますので、簡単にまとめると、既存のお客様のコミュニティ化を行う戦略を立てます。

SNSでのシェアしてもらう仕掛けや、購入者限定のイベント企画など、ファン客を作る仕掛け、仕組みを作ります。

■ 飲食店系

飲食店の場合は、見込客を獲得して、育てて、と言うプロセスは向きません。

飲食店がインターネットを活用する場合は、お客様側に立って考えると分かりやすいかもしれません。

お客様が飲食店のホームページをどう言う時に活用するのか、どう言う時にホームページを見るのか。

ホームページを見に来る時には、メニューの確認(値段ではなく、どんなものが食べられるのか)、そして、予約ができるのであれば予約をする、電話をかけると言う行動がメインとなります。

となると、ホームページは物販系と同じく決済の場になりますので、メニュー閲覧に関しては、新規のお客様向けに分かりやすく、予約に関してはリピーターのお客様が予約しやすくなど、それぞれのお客様に合わせた導線設計が必要と言うことになります。

新規のお客様はどこから、リピーターのお客様には次に何を、と言う戦略設計が要になります。

■ サービス系

無形のサービス系は、まずは自分のブランドを知ってもらうことが最優先になりますので、まずは、“見込客”獲得の導線設計が必須になります。

見込客を獲得し、情報啓蒙(教育)をして、自分やサービスのことを知って頂くプロセスを用意する必要があります。

ブランドがない場合(がほとんど)は、確実にこのプロセスが必要になります。

自分のことを知ってもらう、共感してもらう、応援してもらう、と言うことが重要です。

その見込客との情報コミュニケーションを通じて、売り手のことを知って頂き、サービスを知って頂き、購入へとつなげる導線を設定します。

■ 実店舗系

実店舗系の場合は、どのような形態でビジネスをしているかに依ります。

もちろん、そこで通販をされているのであれば、通販系の導線と同じで、実店舗で販売のみを行なっている場合は、飲食店系と同じ導線設計です。

 

以上のように、業界別に戦略設計が異なります。

もちろん、同じ業界でも、提供する商品、お客様属性(年齢層、男女比、地域性など)、提供できる付加価値、売り手のバックグランドなどによっても異なります。

基本ベースの戦略設計を元に、自分のビジネスに合った設計を行うことが必要です。

顧客定義と、そこから導かれる戦略キーワード、そして、そのキーワードを元にした情報・顧客導線の設計ができると、お客様の流れ、ビジネスの流れができるようになります。

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